2015年6月27日土曜日

千葉県高校入試分析会2

今週は数学について。
前回も書いたが数学についても同様で、最後の問題が変化している(昨年度より)。
2年続けて変化しているので今後この傾向になるとも考えられる。
パズル形式問題で、人によっては向いているかも。
教科書の知識をさほど必要としないので解ける問題である。
過去2年間の出題難易度の推移は以下の通り。
サービス問題は計算や言葉の穴埋めなどを示している。

設問難易度の比率

       2014   2015

サービス   36.4     26.1   (%)  

標準     36.4     47.8

難問     27.3     26.1

設問数、大問構成に変更はない。ただし大問の中の問題数は細かい変更がある。
手間をかけさせる問題の増加、図形の融合の問題が増えている。

これらの結果を基に分析と対策をしてみると
■計算問題:1つのミスが命取り
 スピードと正確さ、計算は丁寧に過程を省かない
■関数の問題:グラフのかき換えがカギ
 グラフと図形の融合問題が毎年出題。
■図形の問題:証明は普段から意識を
 得点差のつくところなので練習をしておく。証明は逆算法で。
■その他の問題:情報整理が大きなカギ
 規則性の問題が出題。千葉県特有。対策をしても初見の問題になるので、
 普段から他県の問題などで情報整理の訓練をしておく

いずれにしても、解ける問題から手をつけ、できなくてもめげないタフな精神力を付けることだ。
大抵の場合、自分ができなければほかの人にとっても難しい問題である。
ましてや高校入試という同じ偏差値内での競争であればあるほど
その差に大差はないということをわすれないで、最後まで戦ってほしい。

2015年6月20日土曜日

千葉県高校入試分析会1

今年も例年通り、塾のテキスト出版社主催の高校入試分析会があった。
相変わらず、会場は塾講師など関係者で満席。熱気ムンムンだった。
私の隣は熟年のおじさん講師。一緒に来ていたもう一人のおじさん先生と
過日行われていたのであろう定期テストの分析の話をしていた。
前の席は若い人。会社ぐるみで来ているのか、5・6人まとまって座っていた。
スーツ姿が初々しい。若さハツラツ。頑張れ!とつい声をかけてしまいたくなる。

さて、今年の千葉県高校入試の結果分析であるが
どうも傾向がやや変わりつつあるらしい。
これまで、千葉の入試はほとんど変化のない例年通りの問題が出題されている。
たまに傾向が違う問題がでても、翌年にはまたもとに戻ってしまうというような
なんともその部分については読みにくいものと塾関係者の中では言われている。
しかしながら、昨年今年と続けて同じ変化が見られているということで
どうも、この傾向で今後は続いていくのではないかとこの分析会では予想している。
どのように変化があったのか。
それは、パズルのような問題、データを読み取る問題である。
高校入試の大部分の問題は、一問一答式の問題で
文章の最初を読めば「ああ、これね。」と答えが予想できるようなものが中心である。
しかし、新傾向のものは出題分を隅々まで徹底的に読むことが必要
とされるものになっているというのだ。
これは、現在の中一生から大学受験の入試制度が変わることから
それを意識した問題傾向に移行しようという動きが働いているのではとみられている。
1つの科目からなるのではなく、複数の教科を複合した問題。
パターンに当てはめることのできない問題。
しかしながら、こうした問題は教科書の知識が無くても読み取りで解答できるから
場合によっては得点できるところでもある。
各都道府県の問題集(いわゆる電話帳というやつ)で
思考力を試す問題にふれておくといいだろう。

新傾向の問題の行方については年に一度実施される全国学力テストというものを
参考にするのもよい。
これは国の指針を基に作られている問題であるから、
文科省が今後どのような学力を付けさせたいかということが読み取れる。
これらの問題傾向に注意をしておくことも大事である。
来週は数学の傾向について詳しく述べる。
 


2015年6月13日土曜日

お弁当作り

次男が大学生になり、今まで続けていたお弁当作りから解放された。
一時期お弁当が必要な小学校に通ってたこともあり
トータルで14年間作り続けた。
特に最後の1年間は、次男の食欲や食事時間の関係から
かなり手の込んだ弁当を作っていたので大変だった。
 
今は朝のんびりと新聞を読んだり、コーヒーを飲んだりする時間ができ
それはそれでいいのだけれど、何か物足りない。
お弁当のために、いつも冷蔵庫の中は作り置きのおかずでパンパンだったのが
今は空っぽ。
 
そんな時にこの本に出会った。
お父さんが高校生の息子に毎日作ったお弁当の写真が載っている。
最初はチルドのハンバーグとウィンナーソーセージというおかずが
だんだん凝ってきて、すべてが手作り。
見栄えも栄養バランスもとてもいい。その変化の過程を見ているだけで面白い。
そしてこの本は単なるレシピ本ではなくい。
むしろ読み物と言ってもいい。
写真のページ以外に、しっかりした読み物のページがあって
お父さんがどれだけ息子を大事に考えているかということが伝わってくる。
最後のお弁当の日、どれだけ思いを込めて作ったか…
 
作者は私の同郷福島出身で、「猪苗代湖ズ」というバンドで
震災後歌を歌っていたから知っている人もいるかも。
中に、息子さんが高校受験に失敗して浪人中で…というくだりがあるが、ここで一言。
福島は高校にすごくこだわりがあって、どうしてもそこの高校に行きたい!!という人もいる。
で、中学生で浪人するってことがたまにあり、私の高校にもクラスに一人くらいは浪人生がいた。
 
お弁当はあまりに凝りすぎで、ちょっと真似できない域まできているのだけれど
読み終わった後に、ふんわかと暖かい気持ちになります。おすすめです。


 

2015年6月6日土曜日

株主総会

生まれて初めて株主総会というものに出た。
株主総会…なんだかスーツをきた会社員が沢山参加していて
総会屋なんていわれる、ちょっと怖い人たちもいて
ピリピリした雰囲気…
そんなイメージとは全く違い、気楽なおじいちゃんやおばあちゃんが
「近所だしちょっと来て見たさ~」という感じ。
一応舞台の上には、会社のお偉いさんが首を並べて座っているんだけれど
こちら側(株主側)はのんびりとしたムードで、空席もパラパラと見受けられる。
(それでも参加者は2千人を超えていたと発表されていたが)
前半は会社からの業績の発表とか今の取り組みのビデオ鑑賞などがあり
後半は質疑応答となる。
「それでは質問のある方、挙手を願います。」との議長の言葉とともに
サッと手が上がる。その数は数十にもなる。
うわー、緊張感漂うな~
と固唾をのんで見守る中、一番最初に指名されたおばさま。
「あの~、お店のカードのカラーを選べるようにしてください~。私はピンクがいいです~。」
な、なんと、そんなショウもないこと(失礼)この場で言っちゃうわけ?
その後も、お客様利用ラウンジの終了時間を延ばしてくれとか
駐車場の出入り口が危ないので整備してくれとか
プリペイドカードのチャージ機を増やしてくれとか
もう、自分の希望をどんどんと発表し、会社側もそれに真面目に答えてる。
茨城から来ましたとか九州から来ましたとか言っている人もいて
そんな遠くから来たのなら、まあ、意見も言いたいよねと多少同情の気持ちも浮かぶが
ホントにこんなんでいいのか。
会社、ちゃんと経営してね社長!!