2013年3月30日土曜日

塾に求めること【数学担当】

最近、塾関係の新聞折り込み広告やテレビCMをよく目にする。
新学期、新学年の新規会員募集満載である。
我が家も次男が春から高校2年となり、そろそろ予備校が必要かな
と考えている。
(あら、お母さん教えないの?って言われそう。でも親が教えるのは難しい。)
親の立場にたった時、どんな塾を求めるか…
勉強ができるようになることが一番の目標なのだけれど
もう一歩踏み込んで考えてみると…

まず、身になる勉強のやり方を教えてくれること。
裏付けのある解答を出す力、時間を意識して解答を出すやり方、
答案作成能力などを身につけられる授業を受けさせたい。

次に塾ならではの裏ワザを教えてくれること。
学校の授業では踏み込まない解法とか出題傾向の高い問題を選んで
チャレンジさせるとか…。以前東進ハイスクールの名物先生の授業を
ネットで見たとき、そんな切り口があるのか…と目からうろこが落ちた。
学校でも自分一人の勉強でも得られない、ワザが身に付いたらうれしい。

塾に一番期待したいのは、モチベーションを上げてくれること。
先生やアドバイザーから、長期ビジョンでの目標を提示してもらって
今は何をしなければいけないのか、ということを明確にする。
具体的に、今手を付けるといい問題集や参考書なんかを教えてくれるとありがたい。
クラスメートはライバルであり、友であり、最後のつらい受験の時期を
乗り切れるそんな仲間が見つかればベストである。

最新の受験情報も教えてもらいたい。特に子供が求めている情報を
適切に、そしてどう利用するかが知りたいところである。

そんな望みをかなえてくれる塾はあるのかな~。
あったとして、子供が授業についていけるレベルがなのか
それが一番の心配である(>_<)

2013年3月27日水曜日

ワラッタメ天国【国語担当】

見たよ!面白かった!もっと早く出会いたかった。
で…私もネタを考えた。「国語…古文」
A「もう8カ月なの?女の子だって?名前考えた?」
B「今…グローバルな名前が多いから、あえて昔に戻って
 卑弥呼…なんてどうかな?」
A「神々し過ぎない?呪術とかできないと辛くない?」
B「私の知り合いで、女の子に「式部」って名付けた人がいるの。」
A「いいね~。源氏物語のファンだったのかな?」
B「将来、紫さんに出会ったら、運命だと思って結婚した方がいいね!」
A「でも病院とかで、紫式部さま…ってフルネームで呼び出しされるの
 キツくない?私、この間、近藤真彦様って呼び出しに、思わず
「マッチ?」って 期待して顔上げちゃったもん(実話)。」
B「古文の点数が悪かったら…自分の名前に恥ずかしくなのか!…
 なんて、先生に嫌み言われそうじゃない?」
A「それに、何かあるたび、一句詠んで~とか言われそうだし!」
B「ギャル語話しただけで、引かれそうじゃない? 「あはれなり」とか
 言わないんだ~なんてね。」
A「でも、佐藤とか鈴木とか普通の名字の所にはお嫁に行って欲しくない。
 せめて、和泉さん!」
B「そもそも、式部に意味ってあるの?」
A「紫式部は仮名。本名は藤原香子。「式部」自体、女官って意味だしね。」
B「あとは…一葉(樋口一葉)か、晶子(与謝野晶子)か…。
とちらにしても樋口さんか、与謝野さんちにお嫁に出さないと
生きてこない気がする。作品もよく知らないから、尚更、微妙…」
A「こうなったら、現代に戻って、ぱみゅぱみゅ…なんてどう?」
B「全く意味もないし、すごく呼びづらい!!!」

2013年3月23日土曜日

お気に入りが無くなる【数学担当】

とても気に入っているのに、なぜか消えて行ってしまうもの。
例えば、コストコのクラブケーキ。ケーキといっても甘いあのケーキではない。
蟹の身をハンバーグ状にまとめてあり、それを自宅で焼いて食べる。
思う存分蟹を楽しむことができて白ワインにぴったり。
しかし、最近売っていない。
近所のイタリアンレストランもその一つ。ときどきお友達とランチに行ってたし
ここ2年ほどは私の誕生会はそこで祝ってもらっていた。
なのに突然、移転の張り紙。あっという間に閉店した。

実はここで書こうと温めていたネタの一つが「ワラッタメ天国」。
フジTVの深夜番組だ。国語・算数・英語…家庭科まで、一つのテーマで
お笑い芸人がネタを作って披露する。どれだけタメになるか、どれだけ面白いか、
点数で競うという内容で、有名予備校の先生なんかも審査員になる。
(過去にはあの「今でしょ!」のあの人も出演)
私は大輪教授(という芸名)の数学の講義が好き!
因数分解のネタには、大笑いした。「これ、今度中学生を教えるときに使おう」
って思った。
しかし、残念なことに3月24日25:40~で最終回。悲しすぎる。
私はもう録画設定済み。みなさんにもぜひ、見てもらいたいよ。
そして見逃したら…YouTubeで探してみてね。

桜の花も満開。国ちゃんの桜の話を思い出しながら、今週末「はお花見に行く予定。
そして録画した「ワラッタメ天国」を見るのだ。

2013年3月20日水曜日

桜【国語担当】


「雪」以上に多くの隠喩(メタファー)を持つ言葉が「桜」である。
春の歌のフレーズに「花」とあれば、「桜」のことだ。
サクラサク」は「合格」。「花吹雪」と例えられるのは「桜」だけ。
遠山の金さんも、背中に見事な桜吹雪をまとっていた…。
「桜」は、百円硬貨にも描かれている。
また、日本の年度始まりが、4月であることから開花の時期と
重なり、人生の転機を表すメタファーにもなっている。

「桜」は国花ではないが、日本人にとっては、国花以上の扱いである。
桜前線や開花予想は、毎年この時期のニュースとして取り上げられる。
また、散りゆく様の儚さや潔さが、武士道の精神の象徴となり、
道徳観の基礎を成し、「桜」は日本人の精神の象徴として
今でも脈々と受け継がれている。

桜の素晴らしさは、生と死という真逆のメタファーを
併せ持つことでもある。生…生命の美しさの象徴。死…散り行く
=散り逝く、散る=潔い死。そして更に素晴らしいのは、真逆の
メタファーのスパイラルだ(翌年また美しく咲く→散る…の
繰り返し=蘇生)。これが日本人固有の「輪廻」思想と重なり、
日本人の精神世界に大きな影響を与えている。この桜の特別な
イメージを多くの日本人が共有していること、それこそが、
メタファーとして機能している主要因なのである。

梶井基次郎の…「桜の樹の下には屍体が埋まっている」…という一節を
ご存じだろうか。「桜」の過剰なほどの美しさ・華やかさは、容易に
受け入れ硬く、一番醜いものを置くことにより、ようやく納得できる
ようになる…というような解釈である。
桜(美の象徴)と屍体(醜さの象徴)=生と死。
奇想天外な組合せが多くのメタファーを想像させる文章だ。
そして、屍体があるからこそ、皮肉にも一層「桜」の美しさが際立つ。
なんとも奇天烈な発想ではあるが、見事な表現である。
最後に、日本の国花って…「菊」ですよ。

2013年3月16日土曜日

嫌いなのに好き【数学担当】

大学生になったばかりの頃、みんながこぞってスキーに行くのを
横目で見ていた。
「何を好き好んで寒い所へわざわざ行くわけ?」という感じ。
国ちゃん同様、私も雪→滑る→転ぶ→痛い!と印象が悪い。
ところがそうはいうものの、世の流れには逆らえず
私もスキーデビューし、すっかりハマった(>_<)

現在週に一回通っている体幹ストレッチの教室。
行く前は「めんどくさいな~。ヤダな~。」ってなってる。
そもそも運動が嫌いなのだ↷
しかし始まってみると、身体を伸ばす気持ち良さが格別で
さわやかな気持ちで帰宅する。お昼ご飯もおいしく食べられるしね。
日々心がけているウォーキング。これも「寒い」「疲れた」「面倒くさい」
と敬遠しがち。週に1回行けばいい方。
でも、海のきれいな風景を見ると気分がいい。
お昼ご飯も美味しいよ(結局これか…)。
嫌いなのに好きなこと。嫌々ながらやってみると意外と楽しい。
そういうことが多い気がする。
スポーツ然り、家事然り。最近は外出も…。
小さなきっかけが必要というわけだ。
因みに片付けについていえば、私は部屋の隅からスタートする。
徐々に片付いていく様子が好きだから。これも小さなきっかけかな。

先のスキーの話、今また「好き好んで寒い所…」となっている。
これが一度行ってみると、またハマっちゃうんだろうか。
あるいは寄る年波には勝てず、やっぱり嫌いかも…

2013年3月13日水曜日

雪【国語担当】


卒業の歌の歌詞を比べていて…ふと気付いたことがある。
「蛍の光」「仰げば尊し」には、歌詞の中に「雪」のフレーズ。
「雪」を用いるということは、「雪=卒業式」という季節的な関連性。
「雪=学び舎の思い出の風景」という連想的な意味合いが考えられる。
しかし、地球温暖化の影響か、格段に降雪量が減少、卒業式(3月)に
もう「雪」は降らない。南北に長い日本では風景に地域格差が生じる。
北海道ではOKでも、すでに福島で…もうOUTだ!
「旅立ちの日に」では「鳥」だ。「鳥=飛び立つ=卒業=旅立ち=未来」。
いかようにも連想可能だ。

ところで、「雪」に動詞があることは、ご存じだろうか。
「雪ぐ(すすぐ)」。祓(はら)い清めるという意味で使われ、
「雪辱」という熟語がある。雪を見た目や性質で例える時、見た目=白。
性質=祓い清める・けがれのないイメージ。(代表的例:白雪姫の
ネーミングは、色白でけがれのない美しい姫のイメージからであろう)

中原中也の「生い立ちの歌」という詩がある。
「幼少期、私の上に降る雪は、真綿のようでありました。」
大変分かりやすい比喩(正確には隠喩)です。「綿=白=雪」(見た目)、
「真綿=ふわふわ暖かい=母の温もり」(性質)。素晴らしい比喩です。
比喩の大前提は、イメージしやすい類似性が明白であること。ですから
「見た目」は◎。しかし、「性質」は「雪=冷たい」からすると、相反する
比喩のように感じますが、「真綿(=暖かい)」に例えることにより、
イメージの差異という意外性が生じるという比喩の上級テクニック!
これぞ、中原中也の真骨頂!素晴らしい!
小学校5年生の時、「雪」を題材にした詩を書くという授業があったのだが、
皆、一様に「ゴミみたいにモサモサ降る」と書き、先生から
呆れられたことがあった。先生は、おそらく中原中也の詩を知って
いたのだろう…と今は思うのであるが、当時の私たちにとって、
雪はマイナスのイメージ(雪=寒い=外で遊べない=つまらない)が
大きいうえに、想像力(雪=ゴミ=ほこり)も乏しかったのだ。

2013年3月9日土曜日

今別れの時♪【数学担当】

小学校の卒業式に子供たちの歌っていた「旅立ちの日に」、
初めて聞いたけれど、心に響いた。
大きな声で歌って、しかもちゃんとコーラスになっていてる。
とても上手だった。
昨年の長男の卒業式では「仰げば尊し」。
多分練習もしてないのだろう。ほとんど歌えてなかった(>_<)
それでも、感動した。一緒に口ずさむことができる歌は
感動を共有する。

数学教室も今年5人の卒業生を見送った。
中学・高校・大学受験と学年はばらばらだけれえんども
共に悩んで、ドキドキしながら発表を待つ気持ちは
どの受験でも変わりがない。
大学受験をした一人の生徒さんは、中学生の時から来ていたから
かれこれ5年の付き合い。
いつの間にか大人になっていて、対等な話題を持てる様になった。
私が個別指導塾で働いていた時にたまたま出会った生徒さんも
何年かしてから数学教室へ入ってくれた。
その彼も今年卒業。小学生の頃の彼を知っている私は
こんなに大きくなって…と母のような気持ちでいっぱいだった。
兄弟で入会してくれた生徒さんはありがたい。
だって、指導方針に同意してくれているっていうことだから。
そんな生徒さんたちも受験が終了して卒業していった。
新年度を迎え、また新しいメンバーが増えている。
やがて彼らも卒業し…私は年を取っていくのね…

2013年3月6日水曜日

祝・卒業【国語担当】


卒業式に歌う歌といえば、私たちの世代は「仰げば尊し」が定番。
次いで「蛍の光」。しかし、今は「旅立ちの日に」だという。
特に小学校での人気が高く、8割の学校で歌われている。
平成4年、埼玉県秩父市の中学で、音楽の先生が作った曲に
校長先生が、卒業生の記念にと作詞。最近SMAPCM曲で歌い、
知名度もUP。新たな定番ソングになっている。
「仰げば尊し」は、文部省唱歌。日本の音楽教育のスタート曲。
なんと明治20年から歌われている。歌詞は、友・師・学び舎への
感謝の気持ちが中心だ。しかし歌詞は文語で難しく、古文を学んだ
高校生でなければ、いやある程度の高校生でなければ、理解不能だ。
(古文重要単語や文法が上手い具合に取り入れられていて、
かなりいい感じの古文の問題が作れそうなのだ。)
「蛍の光」は、もともと新しい門出を祝う曲で海外では年越しソング
として有名。最近では、卒業生が退場する際のバックミュージックに
使用されるのみ…らしい。
1979年に始まった「3年B組金八先生」の主題歌「贈る言葉」が
はやった頃から、卒業式に歌われる歌が変わってきたという。
卒業を、過去(学んだ学校や恩師など)への感謝の場面としてではなく、
「未来への飛躍の場面」ととらえると、歌う楽曲が「仰げば尊し」では
なくなってくる。将来の夢や希望をイメージさせる歌。
「旅立ちの日に」の歌詞には、勇気・希望・若い力・未来といった
前向きなフレーズがちりばめられている。曲もまた素晴らしい!
間奏のピアノも美しい。曲が良くて、歌詞が分かりやすく共感しやすい
というのが高評価の理由。実際聴いてみると、本当に素晴らしい曲で、
卒業のみならず、旅立ちの曲としても最高だ。
しかし、なぜだろう…「仰げば尊し」の方が泣けてくる…。
You Tube」で聴いてみて!
※我らが母校・安積黎明合唱部で検索したが、「旅立ちの日に」は無し↓
しかし松田聖子の「瑠璃色の地球」があった!美しい歌声をぜひご視聴あれ。

2013年3月2日土曜日

…ながら【数学担当】

個別指導塾で働き始めたばかりの頃、複数の生徒を指導しながら
指導管理資料を記載するという作業にアタフタしていた。
それぞれに説明をして、問題を解かせている間に今日の指導内容を記入する
しかも学年はバラバラ…キー!!わけわかんない!!ってなってました(>_<)
いわゆる「ながら作業」。これって慣れればなんてことない。
今はマンツーマン指導だけれど、説明して、ちゃんと解けているかチェックしながら
指導内容記入して、問題解説チェックをしている。
時には実際に問題を解いたりもして
(解答集を忘れてくる生徒さんがいるので答え合わせのために。忘れないで~)
まぁ、いろんなことしてます。生徒さんのお母さんにお手紙書いたりもしてるし。
だけど余裕のよっちゃん(^_^)v
たまにすることがないと、ヒマ~でかえって疲れる。

昔から音楽を聴きながら勉強したりと、ながら族だったのだけれど
最近特にその傾向が強い。
録画したドラマを観ながらご飯食べて(これは普通ね)、新聞読む。
お掃除しながらブログを書く(これ、今の私ね)。
歯磨きしながらガラスも磨き、電車の移動の時はかならず本を持ち歩く。
次男のお弁当を作りながら、夕飯の下ごしらえするし
トイレに行ったらまずお掃除したくなっちゃう。
もうこうなると、あっちもこっちもやりっぱなしのグチャグチャ状態。
だけど、思いついたときに思いついたことをやってしまわないと
忘れちゃうというなんか焦りみたいなものがある。
忘れっぽくなったこの頃、その焦りはどんどん膨らんで
おちおち寝てもいられなくなっちゃうかも。
寝ながらできることって何?